レッドロックの地質学
セ ドナ一帯は美しい赤い岩に囲まれており、別名、「レッドロック・カントリー」とも呼ばれています、このレッドロック・カントリーは、3億3千万年の年月を経て現在の姿へと形成されてきました。コロラドプラトー(台地)の淵に当たる高台、モギオンリムからオーククリーク・キャニオンへ向かう際、グランド・キャニオンの上層部と似た地質学的記録を通り抜けることになります。それぞれの地層が、古代の海、沼地、洪水の跡、広大な砂漠、火山の噴火など、様々な歴史を物 語るページとなっています。
レッドウォール・ライムストーンの層が、レッドロック・カントリーにおいて、地質学的に一番ベースとなる層で、この3億3千万年前の沈積物による層がセドナの地域で目撃できる最も古い層となっています。海洋はだんだんと後退していき、海岸地帯はだんだんと、沼地、そして三角州となり、スーパイ・グループの砂岩層を形成していきました。さらに、氾濫源(洪水時に水で覆われる地域)の堆積物が沈積し、ハーミット・フォーメーションの砂岩層、シルト岩層、礫岩層を形成していきました。
2億7千万年前には、この一帯は非常にダイナミックな時代を迎え、継続的に水に覆われたり、乾燥した海岸性の砂漠になったりを繰り返し、この交互に繰り返される地質学的イベントにより、シュネブリー・ヒル・フォーメーションとして知られる、深くカラフルな砂岩層と石灰岩層を形成しました。このシュネブリー・ヒル・ フォーメーションは、セドナの地域に特有のもので、この層に含まれる鉄分が酸化することにより、なんとも魅力的なセドナの赤い色を作り出しているといわれています。その時代に続いて、広大な内陸地帯の砂漠地帯の砂丘が圧縮され、800フィートの分厚いココニノ・サンドストーン(砂岩)層が形成されました。
2億5千年前には、この砂漠地帯が、再び浅い海に浸水し、カイバブ・ライムストーン(石灰岩)層を形成しました。そして1千万年前の相次ぐ火山の噴火でアリゾナ州北部に広がった溶岩により、玄武岩層がこれらの層の一番上層部にあります。
この長い年月を経て、今、目の前に広がるレッドロック・カントリーは、海面から高く隆起したコロラドプラトーの南部に位置する、海抜4,500フィート(約1,372メートル)の地域となりました。風雨にさらされることにより、この大地は侵食を繰り返し、現在見られる深い渓谷や聳え立つ岸壁など、非常に魅力的な岩のフォーメーションを作り上げたのです。

